今回はドキュメント72時間で、鳥取県の琴浦町にある、花見潟墓地についてとりあげられるという事でなぜお墓?と不思議に思いましたが、早速調べてみました。
自然発生型の墓地では日本最大級という事も気になりました。海岸に面した墓地としても西日本最大級だそうです。
全国放送は初めてのようで、今後名所になるのでは?と思える要素がありました。
番組内では、地域特有のお墓参りの作法などがあるようなので、その背景や魅力など分かった事があればを追記していきたいと思います。
花見潟墓地がロケ地の韓国ドラマは?
花見潟墓地が撮影されたのは韓国ドラマ「アテナ:戦争の女神」のエピソード9です
スパイアクションのドラマで、
キャストには
チョン・ウソン、チャ・スンウォンさんがいます。
鳥取では3話以上にかけて、放送シーンがあったそうです。(第7・8・9・10話)
その中の、花見潟墓地で撮影したシーンは第9話です。
その他、鳥取砂丘や、三朝温泉、白兎海岸なども出てくるという事で、日本の風景が韓国のドラマの中でどのように存在感を出しているか気になります。
当時日本ではWOWWOWで放送されていましたが、現在、配信されているか調べてみましたが、ありませんでしたが
その他で調べたところ、
「TUTAYA DISCAS」でDVDレンタルが出来るということが分かりました!
初の全国放送で名所に?花見潟墓地のお盆の風物詩と駐車場事情
今現在、花見潟墓地をインターネットで調べても、地元の自治体のサイトがメインですが
他に以下のようなことが話題になっていました。
「心霊スポット」
「ドライブの穴場」
「日本最大級の自然発生墓地」
「起源は不明」
というように認知度もまだ低く、多くは知られていないようです。
今回の初全国放送で、一気に知れ渡るのではないでしょうか。
希少な光景に、不明の起源。
鳥取に行ったら、
ぜひ一目見てみたいと思いませんか。
花見潟墓地とはどのようなところか
所在地は鳥取県の琴浦町赤碕で、何が珍しいのかというと
①一か所の海岸に集中した自然発生型の墓地である
②自然発生型墓地としては規模が大きく20,000基あり日本最大級
③海岸に面した墓地では西日本最大級で2万平方メートルで東西約350m、南北約19~79m
③お盆に灯される灯篭はとても幻想的
④「怪談」で有名な小泉八雲(こいずみやくも)が訪れ「霊気を感じた」と記した
よく耳にする「○○霊園」などのような墓地ではなく、自然に地域に発生したのに、この規模!さらには海辺にある!という事です。
20,000基って想像つきますか?
私は想像がつかないので、ちょっとイメージしやすい物を考えてみました。
コンサート会場などの収容人数です。
①茅ヶ崎公園野球場(20,000人)
②富士急ハイランドコニファーフォレスト(20,000席)
③長野市オリンピック記念アリーナ(20,000人)
④大阪城ホール(16,000人)
⑤日本武道館(14,471人)
です。
ちなみに、東京ドームは55,000人で桁違いですね
会場のペンライトの数を想像すると、この
20,000基の自然発生型墓地の規模の大きさが
いかにすごいか!ということですね。
お盆の風物詩 迎え火と送り火が幻想的
お盆には、
それぞれのお墓で13日に迎え火をたき、
それぞれのご先祖様や亡くなった家族に思いが
馳せられます。
お盆の間一緒に過ごし送り火で、
霊を送り出す。
この間、
花見潟墓地では無数の灯篭に
灯がともるため、
幻想的な光景が広がるそうです。
また海辺なので、日本海の寄せては返す波の音と相まってきっと何とも言えない空間なのだろうと想像します。
この地域での、風習にも番組内で触れるようなので、楽しみにしています。
近隣の駐車場事情
番組を見て、近くに行った際はぜひ見てみたい!と感じた方もおられるのではないでしょうか。
私もその一人です。
車で行くとなると、駐車場が気になりませんか?
しかし、調べてみたところ
花見潟墓地専用の駐車場はありません
霊園として作られた場所ではなく、
自然発生墓地として地域で暮らす人々の中で
生活に根付いて造られたので
元々は遠方からお墓参りに来る、
という前提ではないでしょうし、
古くからの墓地なので駐車場も完備されていないのでしょう。
ただ、いくら地域に根付いてる場所とはいえ、就職や結婚で地元を離れた親族もいますよね。
すぐ近くの方ばかりでは無いでしょうし、
お供え物など持参するものなども意外と多いです。
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駐車場ではありませんが、以下の情報もありました。
墓地と海岸の間の路上に停めている
ただ、もし番組放送後、
特にお盆などにその幻想的な光景を見たいと、お墓参りではなく
観光の一つとして訪れる人が増え、
路上駐車が増えると地元の方は困りますね。
亡くなった大切な家族やご先祖様の魂と過ごす
お盆という大切な時間を
観光する側が壊してはいけないと思います。
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少し距離がありますが、
「鳴り石の浜駐車場」があります。
こちらの鳴り石の浜は、丸石が波にもまれて「カラコロ」と音を立てる珍しい浜で観光スポットです。
一緒に観光しながら、海沿いを歩いて花見潟墓地まで行かれてはいかがでしょうか。
鳴り石の浜駐車場
徒歩13分 950m
・・・墓地より西に位置。国道9号線から海沿いに入ります
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またここよりは更に遠いですが
町営観光駐車場があります
道中に
観光スポット「波しぐれ三度笠」が見られます
町営観光駐車場
徒歩17分 1.2㎞
・・・墓地より東に位置。海沿いに歩く。
NHK番組「ドキュメント72時間」が花見潟墓地にやってきた
NHKの人気番組「ドキュメント72時間」の撮影隊は
2024年
8月13日の12:00~8月16日の12:00まで
鳥取県の琴浦町にある花見潟墓地にロケに来ていたそうです。
8月15日にお墓参りに行かれた方のブログに、
”役場の了承を得て定点観測のためのカメラを設置している”旨が書かれた紙が
2台のカメラの間に貼り付けてある写真が投稿されていました。
そこには「放送は10月上旬を予定しています」と記載。
実際10月4日(金)の放送が決定しています。
こんな風に撮影がされるんですね。
ドラマとは違いひっそりと、
そこに映し出される人々の様子を
邪魔しないように。
本当にポツンとカメラ2台がおいてあります。
みなさんは番組「ドキュメント72時間」を見られたことはありますか?
私は好きでよく見るのですが、
2024年6月21日に放送された
「中国 がん専門病院 路地裏の貸し台所」の回が
とても感動しました。
多くは入院患者の家族が、入院する家族のためにそこで料理を作り、
病院に運ぶのです。病室で一緒に食事をする方が多かったです。
こちらも関係は、ご夫婦・親子など様々ですが、家族を思いながら作られる
料理は、本当にどれも美味しそうに見えました。
日本にはない風習に驚き、また、その台所に毎日来て料理をする人たちの思いやこれまでの背景が何なのかを知った時
家族を大切に思う嘘偽りのない気持ちが見えて、思いやりの深い中国の方々を知りました。
花見潟墓地のまとめ
今回は、ドキュメント72時間で放送の
鳥取県の琴浦町にある花見潟墓地いついて
調てみました。
・自然発生型の墓地としては日本最大
・海岸に面している墓地では希少で西日本最大
・お墓の数は約20,000基で有名なコンサートホールの収容人数にも劣らぬ数
・お盆には各お墓の灯篭にたかれた「迎え火」「送り火」が幻想的な風景である
・実は過去に韓国ドラマ「アテナ:戦争の女神」のロケ地となっていた
・これまでは、ドライブの穴場・心霊スポットなど有名ではなかったが、今回の全国放送で名所となるかもしれない
・墓地専用の駐車場はないが、徒歩13~17分に町営や観光用の駐車場がある
いかがでしたか。
放送終了後は、番組内で語られた新しい
情報などありましたら、追記していきたいと
思います。
番組放送後の追記 2024年10月5日
放送後の反響
【Xに寄せられた投稿では】
・自然発生墓地を初めて知ったが、自然に発生するものだよな・・・とも思った
・ 死を想い、生を想う というのが良かった
・送り火の方法に確信が持てない男性が印象的だった。代々、親などから教えてもらうなど口伝えてもらう大切さがわかった
・お墓参りに行きたくなった
・涙がでた
・丁寧なお盆だと思った。
花を変える習わしも。自分と比べた。
このような感想がありました。
私の見た感想も、やはりその丁寧さに
旨をうたれました。
お盆に、亡き家族やご先祖様に会えることを
心から楽しみにしていたり、
まだ悲しみは消えないけれど
お盆の間毎日一緒に時を過ごしたり、
「お墓参り」という行事ではなく
「一緒に過ごせる大切な時間」ということが
とてもよく伝わってきました。
お盆の迎え火と送り火:地域ならではの風習
13日に【お迎えする時】
「このあかり ござれ ござれ」
木(20㎝くらいに)火をつけて、
お墓の上あたりでくるくる大きく円を
描きながら、戻る場所を示しているのだそうです。
戻る場所はここだよ!という思いで何度か
「このあかり ござれ ござれ」というそうです。
あばあちゃん、ここだよ~!間違えずに帰ってきてね!と若い男性(お孫さん)がおばあちゃんに向かって言っているシーンがとても
温かく感じました。
お花をおそなえする
お盆の間は毎日来ていると話してくれた方もいました
16日【お送りする時】
「このあかり いなはれ いなはれ」
お花を片付け、お墓も掃除し
シキミに入れ替える
このような流れでした。
参って終わりという感じではなかったです。
その他 放送後分かった事
・花見潟墓地の前の海はサーフィンスポット
でもある
・お墓と海岸の間の道路に車を停めていた
・昭和中ごろまで、土葬する文化があった
➡地域の皆で協力して穴を掘って埋葬した
・起源はかなり古く記憶は定かではないが
「室町時代くらいかじゃなかったかな・・・」というお話もありました
それぞれの思い
お墓までは車で1時間で簡単に来られないが、このお墓を守ろうとおっもたきっかけがあった。
姪御さんがあるとき
「この子誰?」
「にこっと笑った」
「赤い服着てた」
と言ってきたそうです
じつはそのお墓に眠るのは
その女性の妹さんです。
30歳で若くして亡くなり、
小学生のころから病気だったそうです。
そして赤い服が好きでよく着ていた。
妹の事だと思って、これからもこのお墓を守っていこうと思った。
他にもたくさんの背景がありましたが、
もし、ドライブや観光で花見潟墓地に立ち寄る際は、こういう背景がある場所ということを
忘れず、マナー良く訪れたいですね♪
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