広島広陵高校の今回の不祥事、広島県民としてもとても悲しい事件です。
まず、被害位に遭われたご本人と、そのご家族を思うと同じ高校生の子を持つ親としては苦しくてたまりません。
どれほどの恐怖だったでしょうか。
その広陵高校の野球部は今後どうなっていくのでしょうか。
休部や廃部を余儀なくされることも考えられます。
教育現場での出来事、一般社会では傷害ですし「このまま今まで通りに」という訳にはいかないのではないでしょうか。
そこで、一般的に野球部が「廃部」「休部」になるばあいとはどのようなときか調てみました。
廃部になってほしいとは思いませんが、悪しき伝統を断ち切り、新しくなって活動するための休部は
意味があるのではないかとおもいます。甲子園に憧れて野球をしてきた子供たちの夢は壊したくないのも本音。
では、廃部になるケースを見てみたいと思います。
高校野球部が廃部になるときって??
一般的に、野球部が廃部になるのはどんな時なのか調べてみました。
今回、不祥事が起こってしまった広島広陵高校ですが、ネット上でも
〝もしかして廃部になるのでは?〟
と心配する声もあれば
〝廃部にすべき〟
という厳しい対応を求める声も見かけました。
伝統ある高校野球部の廃部として
過去に大阪の「PL学園」硬式野球部でもありました。休部したのですがその後再起することはなく、実質廃部になっています。
※PL学園軟式野球部は現在も活動しています(学校HPに紹介あり)
もし広陵高校が廃部になるとしたら、
どの項目に当てはまるでしょうか。
廃部の主な条件・要因
1. 部員数の減少 ➡今後可能性あると思われます
- 継続的に部員が集まらず、試合に出場できない(9人以下になる)場合、活動が困難になります。
- 1学年に誰も入部しない年が続くと、数年後には自然に部が成り立たなくなります。
2. 顧問の不在 ➡場合によっては可能性あるのでは
- 指導できる教員がいない、あるいは引き受け手がいない場合も、運営が難しくなります。
- 特に野球部は安全管理や技術指導が必要なため、適任者が求められます。
中井哲之監督の経歴をご存じでしょうか?➡高校生以降は大学以外、広陵にずっと身を置かれています
広島広陵高校の野球部を卒業後、大阪商業大学へ進学。
その後、
【1985年】大学卒業して母校の広島広陵高校の商業科教諭となり野球部のコーチに就任
その後
【1990年】監督に就任しました。27歳の時です。
そして時は経ち
【2025年】35年たつ今も監督として指導にあたっています。野球部長には息子の惇一さんも同じです。
(参照:Wikipedia)
仮に、今秋の不祥事で指導者の中井親子が退いたとして、この後に引き継いでくれる人がいればよいのですが、日本中から注目される中、後任者もなかなか見つからないかもしれません。
その場合、実質指導者不在の可能性も。形だけということで、他の指導者がついても入部する人は減ることが予想されます。
3. 学校の方針・予算の問題
- 学校の教育方針変更や経費削減の一環として、活動費が多くかかる運動部が廃部になるケースも。
- 施設の老朽化やグラウンドの使用制限も一因になる場合もあり。
4. 地域の事情・統廃合
- 少子化や過疎化により生徒数そのものが減り、複数の部活動が一斉に見直されることがあります。
- 学校の統合(例:A高校とB高校が合併してC高校になる)などで、部活動が整理されることも。
5. 問題行動や不祥事 ➡今回はこちらが直接的な要因となると思われます
- 野球部内で重大な問題(暴力、いじめ、飲酒、喫煙など)が発覚した場合、活動停止・休部を経て、廃部につながることも。
過去にも、野球部の部内暴力はニュースになりましたが、今回は、
暴力だけではなく
指導者や高校野球連盟の対応、体制にも目が向いています
高校野球連盟の副会長に、広陵高校の掘正和校長がいることも、今回の処分について忖度があるのではないかと憶測される事態です。
監督は35年の広陵在席歴で、野球部長は、監督の息子。となれば
世間としては、何か圧力を感じるのも頷けます。
部内暴力の処分は「厳重注意」だけでよかったのか。被害者は納得しているのか、など。
🔹 補足情報「休部」と「廃部」について
- 「休部」は一時的に活動を停止する状態で、部員が増えたり、顧問が見つかれば復活することもあります。
- 「廃部」は学校として正式にその部を解散することで、再開には新たな申請と承認が必要になります。
過去に高野連脱退・休部となったPL学園はどうだった?
PL学園と同じ道を歩む可能性はあるのではないでしょうか。
野球をちいさいころから頑張ってきた大切な我が子を、体制が変わらないかもしれない暴力のある高校への入学はためらいます。
PL学園野球部が休部・実質廃部となった経緯(簡単なまとめ)
PL学園高等学校(大阪府)は、かつて甲子園の常連であり、多くのプロ野球選手(桑田真澄、清原和博、立浪和義など)を輩出した名門校ですが、以下のような経緯で野球部は休部(実質廃部)に至りました。
🔸 休部・実質廃部に至る主な流れ
1. 不祥事の続出(2000年代)
- 部員による暴力事件や不適切な指導が複数発覚。
- これにより世間の批判が強まり、学校側も対応を迫られるようになりました。
2. 宗教団体との方針のズレ
- PL学園は「パーフェクトリバティー教団」が母体の学校で、宗教的な方針とスポーツの過熱化が相容れない面がありました。
- 教団側が「スポーツよりも本来の教育に注力すべき」として、野球部の縮小方針を打ち出します。
3. 新入部員の募集停止(2013年)
- 2013年に野球部の新入部員募集を停止。
- この時点で「現1・2年生が卒業したら活動を終える」との発表がありました。
4. 公式戦からの撤退・事実上の休部(2016年)
- 最後の在籍部員が卒業した2016年以降、公式戦への出場がなくなり実質的に休部状態に。
- 「廃部」という正式発表はされていませんが、活動実態がないため「実質的廃部」とされます。
広陵高校の野球部が廃部になる可能性は?
可能性はあると思います
今回の件は、あまりにも世間の目に触れる形となり、好奇の目で目で見られている状態とも言えます
個人的な意見としては、中井哲之監督・中井惇一部長(コーチ)の責任が大きいのではないかと思います
教育現場で起きた事件ですが、同じ大人として子供の教育を考えた時、子供たちには「人の尊厳を無視してまで得て良い物はないんだよ」と教えたいです。
初戦の、8月5日の試合中継では、高校の地元広島がVTRで紹介されました。
「戦後80年」「平和を願うこの広島という町」そんなワードが出てくるとさらに残念な気持ちになりました。
いきなり廃部とはならないと思いますが、PL学園のように「休部」という活動停止の状態になる可能性は十分あると思います
監督やコーチの進退が問われ、それと引き換えに野球部存続を希望されるかもしれませんね
そして徐々に入部する部員がいなくなり休部を余儀なくされるかもしれません
その理由として、
今回は、
世間がかなり厳しい目で見ていることもあります☟
現在起こっている世間の声や影響 ➡CMまで差し換え
今回、甲子園に初出場の未来富山高校でも部内暴力があったことで、公式試合1ヶ月出場停止や野球部長の3カ月謹慎という対応が発表されていましたが(高野連に報告がなかったから)、身内のいる高野連に報告した広陵は「厳重注意」で処分が終わっり甲子園に出場しましたが
などまだ収まっていません(SNS上では、元部員問い思われる方の本人実名投稿も更にでてきました)
みなさんはどう思われますか?
私個人としては、これから社会人になって世の中に出ていき、誰かの上司になるかもしれない、
誰かの親になるかもしれない、そんな子供たちに、
「人の尊厳を無視してまで得て良い物はないんだよ」と教えたいですし、
「規則を破った事」(カップラーメンを食べた)
「暴力をふるう事」
一歩世間に出れば、「暴力」のほうがいけないことは分かると思うので、
野球部のルールがすべてではない事も、大人としての立場では冷静に伝えたいと思う事です。
続いては、まさかのCM差し替えの事態についてです☟
災害時や大物タレントの不祥事と同じ!?CMがACジャパンに差し替え
まさか、とこれは驚きました。
CMのさしかえについてのニュースです。
「夏の甲子園は高野連と朝日新聞社が主催です。そのためNHKのほか、朝日新聞と関わりのあるBS朝日でも中継が行われたのですが、CMがすべてACジャパンに差し替えられていたのです。さらにNHKの中継でも試合冒頭に暴力行為に触れ、高校の謝罪と再発防止に務めるコメントを紹介しました」 引用:Yahooニュース
このような影響も考えて、広陵高校はが「休部」またはそこからもしかしたら「廃部」になってしっまうこともあるのではないかと考察します。
でも、全てが刷新され、被害者の方への十分な償いと納得を得た上で、全く別の「広陵高校野球部」として再出発するのもカタチとしてはあるのかもしれないと思います。
まとめ
広陵高校が廃部になる可能性はあるのかについて
突然、廃部となることはないとおみますが、
- 今回の不祥事
- 監督や高野連の姿勢
- 被害者(と思われる人)が増えた
- 世間の厳しい声
- CM差し替えまでの事態
- 新入部員の減少の可能性
このような事を踏まえると、
過去に部内暴力で休部(実質廃部)になったPL学園のような流れになる可能性はあると思われます
そうならない為には、広陵高校や高野連の今後の対応・被害者の方へどれくらい本心で謝罪の気持ちや対応があるのかなどにもよるのではないでしょうか。
コメント