こんにちは!管理人のラッコです
富山県大会の優勝が決まった時から、実はSNS上で次のような声がちょこちょこ上がっていました。
甲子園初出場となる未来富山高校の野球部の応援席はどうなるのか?
応援に来る人数が少ないのではないか?
吹奏楽部はあるのか?どうなるのだろうと、おもに心配する声です。
それもそのはず、今回富山県の代表になったのは現在全校生徒数24名の未来富山高校という事で、このような事が話題になっているようです。
高校野球をみていると、応援の数は結構目につくものです。
相手チームにものすごい数の応援部隊がいると、少ないチームを勝手に応援したくなったり。
(実際選手たちは、勝利を目指して一心不乱に戦っているので、見ている側がそんな事を思うのも失礼かもしれませんが・・・心情として無視できない・・・)
高校野球と言えば、部員がそこそこ多い野球であれば、地方大会でもベンチ入りしなかったメンバーや、保護者、OB、吹奏楽部や、チアリーダーもいる高校もあります。
甲子園に出場する強豪校ともなれば尚更の事。
しかし、今回富山県の代表になったのは
現在、全校生徒数24名の通信制 未来富山高校という事で、このような事が話題になっているようです。
全校生徒24人の野球部がある高校で、しかも甲子園初出場、地方大会ではコールド勝ち!いったいどんな高校なのでしょうか。
部員数は、前監督が就任していた2022年4月現在の51人からかなり減って気になるところではありますが、
選手たちが寂しい思いすることなく、相手チームの応援に圧倒されたり、雰囲気に飲み込まれたりする事なく実力を出し切ってほしい!と思います。
以下、未来富山高校についてまとまています☟
参考になれば幸いです。
2025年夏の甲子園 富山県代表『未来富山』はどんな高校?
通信制高校『未来富山高校』とは?
富山県魚津市にある通信制の私立高校です
「未来富山」は通称で
正式名称は
❶未来高等学校 富山中央学習センター 富山みらい学園
です
学校法人河原学園(愛媛県松山市)が運営する通信制高校「未来高校」のサポート校として2018年に
富山県魚津市に開校しました。
基本的に授業がなく
プリント学習など
各教科の課題を提出し
定期的に実施される試験と面接指導
を経て、卒業に必要な単位を取得する
という学習については
普通の通信制の高校のスタイル
最大の特徴は?
野球に専念する時間を確保できること
近年、通信制高校と一口にいっても、必要な単位数を取得するスタイルは様々ですが、授業ではなくプリント学習や動画視聴してレポート提出など卒業に必要な74単位を取得することが多いです。
中には、登校時間など緩めのスタイルにしつつ、「登校」を推奨している通信制高校もあります。
加えて、特別活動として30単位で必要で、これが一般的にはスクーリング(通い)と呼ばれ、校舎や、ない場合は指定された場所で授業や体育など受けます。
未来富山は、この30単位については、年に7~9日のスクーリング(通い)どころか、寮生活をして毎日スクーリング(通い)している状態なので、
不登校や体調面などの理由で通信制を選択されている場合と違う点だと思われます。
野球に時間を費やすための、選択。ですね。
スポーツ選手は通信制出身者も多い
例を挙げると、
フィギュアスケートの
サッカー選手では
などです。
「文武両道」とはよく言われたもので
素晴らしい事だと思いまが、
確かに確な目標がある場合、
どっちも完璧に!なんて難しいかもしれません。1日24時間ですしね。
時間を優先的にかけることができる
体制が整った通信制と野球のスタイルは、今後広がっていくかもしれませんね。
❷現在、全校生徒24人中、
23人がアスリートコース
で学ぶ野球部員
ニュースの情報では、学校には野球部しかないような印象ですが、実は、3つのコースの募集がありました。ただ、現状、野球部員のいるアスリートコースのみ在籍のようですね。
(野球部員以外の1人も元野球部OBという情報がネット上にありました。単位習得まで在席しているのかもしれませんね)
① アスリートコース
(2025年 30名募集)
② 総合学習コース
(2025年 若干名募集)
③ 介護福祉コース
(2025年 若干名募集)
❸「夢への最短距離」を進むために、高校生という非常に重要な時期を「夢を追いかける時間」に使う
学校のある敷地・建物ですが、前身は
❹旧「洗足学園 魚津短期大学」の跡地です
なので、通信制といっても、オンライン学習がメインの形態とは異なり、
元短大という充実した環境で学校生活が送れます。
未来富山の野球部の特長やタイムスケジュールは?
特長
① 全日制の野球部と違い
「野球の練習にかける時間」が
圧倒的に多い
②午前中は魚津市内の学習センターで勉強(3時間程度)したのち、
午後からは同じ敷地内にあるグラウンドで練習(4時間程度)できる
③「各分野のプロを講師」に招き
授業を行なっているので、
知識や技術が身に付く
④県外から入学した22人を含め23人全選手が 寮生活を送っている
⑤地域の球場を練習場所に使える
好環境
校庭か、球場か。
日々の練習で球場を使えるのは
常に試合本番を意識できる環境にあり
部員たちにとっては実践場として
最高ではなでしょうか! ☟


☝室内練習場も広く完備されていますね
平日のタイムスケジュール
(土日は練習試合が中心)
みらい学園のホームページによると、平日のタイムスケジュールは次のようになっています
7:00 | 点呼・朝食 |
8:30 | 学習 他 |
11:30 | 昼食 |
12:10 | バスで寮を出発 |
13:00 | 球場練習開始 |
17:00 | 練習終了・帰寮 |
18:00 | 風呂・洗濯など |
19:00 | 夕食 |
21:30 | 点呼・片付け・清掃 |
全日制の生徒のタイムスケジュールとはかなり違いますね。
義務教育も修了していることですし、
高校生・就職と様々な道にすすむ年齢です。
全日制の高校が多いので、
通信制で甲子園出場となると、
「通信制の野球部?」
「勉強は二の次?」など様々な感想を持たれますが
本当に好きな事にただただ没頭できる時間って、人生の中でもおおくはないとおもいます。
ましてやスポーツのように身体機能にも関わることなら尚更。
15歳の中学3年生の進路で、野球をやるために自ら選んだと考えるととても立派ではないでしょうか。
前監督と部員がでているYouTube動画に
「勉強が苦手で・・・でも野球をしたかったから」
と口をそろえる部員の子がいましたが、全日制にいっていても
〝勉強が苦手な〟野球部員は普通にいると思うので、
是非とも!
自らを下げるような枕詞をつけず、
「甲子園の道への最短距離のために入学した!」
と胸をはって話してもいいのではないかなと個人的には思いました♡
夢に向かって頑張る姿は美しいですね!
現在の野球部の注目選手は?
注目の選手は
江藤蓮(えとうれん) 選手
(3年)
最速145キロ左腕
ドラフト候補で
本人もプロ一本を明言済み!
動画3:03あたりで江藤選手の紹介があります☟
プロも注目で
4月には高校日本代表候補の強化合宿に招集された剛腕。
富山大会の決勝では
2人体制のDeNAや楽天などNPB7球団のスカウトが見守っていたそうです。
下の写真は、
富山大会の優勝をきめたナイン
盾を持つのが江藤選手☟

現在の監督は誰?(就任2年目)
監督は、
2023年9月に就任したまだ2年目の
角鴻太郎(すみこうたろう)監督
(現在34歳)
元ヤクルトの内野手、
角富士夫さんの長男です。
日大三高のときに、甲子園に出場。
目指す野球は
「10―0で打ち勝つ野球」
※今回の富山大会では、
ノーシードから始め
1回戦から準々決勝まですべて
コールド勝ち!!
6試合で63点獲得という猛打!!
「理想に近いチームになった。甲子園では富山の歴史を変えたい」と監督も話している通り、この夏、甲子園での富山の下級の歴史がかわるかもしれません!
(これまで最高ベスト8)
【甲子園】通信制『未来富山』野球部の応援席に人が少ない!?吹奏楽部は?
甲子園での未来富山の応援席の人は、現段階では少ないと予想されます
理由は、
- 学校自体の全校生徒数が24人と少ない
- 2018年開校・創部で卒業生も少ないと推測できる
- 吹奏楽部がない
(学校ホームページを確認) - 新しい学校のため地元での認識も低い様子
- 野球部員23人中22人が県外出身者で、地元の中には応援することに肯定的でない声もある(その逆ももちろんある!)
これを考えると、ベンチ入りしなかった部員と、選手の保護者や親族・友人、学校関係者など考えてもかなり、少ないと思われます。実際富山大会でも準決勝まで応援は少なかった様です。
甲子園には2年前に監督を退任した
岩瀬誠良 元監督も、
今回出場の高校3年生が最後の教え子ということで、応援に駆けつけてくれるかもしれませんね
応援者が少ないことを心配し、声援を送りにいった人たちがいました! ☟
富山大会では友情応援や長野県から駆け付けた古巣の後輩や監督も!

準決勝まで保護者らだけのスタンドは、選手の地元長野や活動拠点の魚津市の魚津工高野球部などから約130人が駆け付けた。 引用:富山新聞WEB
富山新聞にこのような記事がありました。
良かったぁ!と胸が熱くなります。
地元の、魚津工業高校の野球部11人の「友情応援」
日頃、練習試合をしているライバルチームともいえる魚津工高の野球部が、メガホン片手に未来富山の応援に来ていたのです。
部員の一人は、「普段はライバルだが、同じ魚津の高校生として応援したかった」とインタビューに超えています。
富山県全体に未来富山の野球部が受け入れているかどうかの問題も聞きますが、現場で共に汗を流した部員たちは、富山未来を応援したいと思った事実がここに見えました。
応援者が少ない寂しさは、選手なら一度は感じたことがあるのかもしれませんね。
千曲(ちくま)ボーイズの中学生や保護者ら約120人が長野県から!
未来富山の一塁側スタンドには準決勝までと打って変わり、中学生の大きな声が響いた。エース江藤蓮投手(3年)ら4人が中学時代に所属した千曲(ちくま)ボーイズの選手や保護者ら約120人が訪れ、約350人が陣取った三塁側の高岡商の応援に負けず劣らずの迫力を見せた。引用:富山新聞WEB
千曲ボーイズの監督も「応援がすくない」と気になっており「選手たちに寂しい思いをしてほしくない」とみんなで応援に来たそうです。
甲子園では、他の強豪校とまではいかなくとも、
中学で所属していたチームの後輩や、ほか、未来富山を応援する人が集ってきてくれそうですね!
SNSで上がっていた心配の声
全校生徒数の少ない、未来富山に甲子園での応援について心配する声があがっています☟
富山大会の決勝の時も、同じような声があがっていました☟
吹奏楽部がないようだが 甲子園ではどうするの? 募集とかしないの? 引用:X
2480回閲覧されていた知恵袋☟
未来富山高校は、ほとんど全員が野球部であり、ベンチに入れない部員は数人だけですよね。 応援をどうするのかわかりません。 未来富山高校は通信制なので、 愛媛県松山市にある未来高校本校の生徒が、 友情応援に行くのでしょうか? それとも甲子園球場周辺の高校に 吹奏楽や友情応援の依頼をするのでしょうか? 引用:ヤフー知恵袋
質問主が富山のかたかどうか分かりませんが、閲覧数からしても多くの人が
気にかけていることが分かります。直接関係なくても心配してしまったり、選手が寂しい思いをしてほしくないなという気持ちになる人がおおいのかもしれません。
また、次のような声もありました☟
魚津の議員さんが魚津市として盛り上げたいとfacebookに書いていました。富山県や魚津市に関連した学校や団体が応援に行く可能性もあります。引用:ヤフー知恵袋
高校野球お応援に行ったことがある人なら、これを心配する理由も分かると思います。
相手チームの応援が盛大であればあるほど、すごく寂しい気持ちになってしまうんですよね。
特に、吹奏楽・ブラスバンドが奏でる、応援曲は、バッターにたつ選手の背中を押してくれるパワーでもあると思います。
私も、この夏子供の学校の野球応援に行ってきました。吹奏楽部の演奏とともに大勢でもりあがる
客席。多くても、相手の客席のすくなさが気になってしまします。
純粋に高校野球に打ち込む選手たちだからこそ出てくる感情かもしれません。
魚津市ではXでも応援アピール!
魚津市としても、全面的に応援を呼び掛けていますね☟
魚津市からは実に66年ぶりの甲子園出場ということで、次のような応援番組も放送される予定☟
【8/4(月)特別応援番組】がんばれ未来富山 魚津から甲子園へ 届けエール!
この番組では、部員の練習風景や、市民からの応援メッセージが放送されるそうです
(番組詳細はコチラ)
富山県民の反応は?(SNSより)
実は、SNSの声を拾ってみると、まだ開校8年の通信制高校で、地元出身の生徒も(2025年7月現在)1人ということもあり、富山県民からの認知度は低い様です。
また、甲子園での試合に
「富山県民として応援できるか」
という問いかけをした投稿に
SNSでの反応は、
「どこにあるかも知らない」
「少し抵抗があります」
「よそ者は〝旅の人〟人と呼ばれたりする」
「富山県民がほぼいないから複雑」
「もし未来富山がこのまま勝ち進み甲子園出場が決まったとして… 富山県民は純粋に未来富山を応援出来るのだろうか?」
という意見がある一方、
「大阪桐蔭などのような強豪はほとんど県外からきた選手だけど?」
「一度も富山から出た事のない田舎者が(応援しないと)言っている」
という声や、
また心あたたまる声も。
否定的な声を見た後に読むと
ちょっと泣けてくる・・・
富山の方の温かさに☟
魚津で練習する姿を見てるから応援できます
富山でがんばってる高校生ですよ 出身地は自分の力で変えることができません 出身地での判断は肌の色で相手を判断するのと同じレベルです
するよ。 母校に勝ったけど。 富山で野球したいと思って来てくれてるんだから。
めっちゃ応援しますよ 富山県に来て頑張ってるんですから
縁もゆかりもない富山に、覚悟を持ってきてくれた子達。 子供でその決断出来るのは尊敬します。
こんな辺鄙な場所に、人生かけて大事な3年間を捧げてんだからさ、応援しましょうや
うぅ・・・涙
甲子園での優勝が決まったときインタビューで松井清吾主将は

富山県への感謝の気持ちを形にできるように甲子園で伝えていきたい
と富山県にたいする思いを語っていました。純粋に応援したくなります
(また涙)!
まとめ
『未来富山』野球部 どんな高校?
富山県魚津市にある、通信制の私立高校
2018年に開校・創部の新しい学校です
全校生徒24人中23人が野球部で、うち1人が富山県出身で、ほかは県外からの入学者です
高校卒業の単位を取りながら、
おもに野球に専念できるプログラムとなっているのが、全日制の高校との大きな違いで
学習は午前中のみで、午後からは地元の球場を利用して練習に励むことができます!
通信制と言っても、在宅学習メインの高校ではなく、全員寮に入り共に生活しています。
専門のコーチから学ぶこともでき、技術を磨けるのも強みです。
監督は誰?
監督は、
2023年9月に就任したまだ2年目の
角鴻太郎(すみこうたろう)監督
(現在34歳)
元ヤクルトの内野手、
角富士夫さんの長男です。
自身も甲子園に出場経験者。
今回は、打撃を強化した
練習と、エースの速球で地方大会では1回戦から準々決勝まで連続でコールド勝ちをしています。
甲子園で応援席に人が少ない!?
部員数が24人・通信制の創部8年のため、ベンチ入りしたメンバー以外の部員や保護者、学校関係者など合わせても
甲子園で応援席が埋まらない可能性があると心配する声がSNSで上がっています
吹奏楽部がないことも心配とおもわれる点です。
魚津市も一体となって盛り上げてくれると思われますが、少しでも多くの人が客席を埋めるといいなと思います。
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