全国初!青鳥特別支援学校 野球部 単独出場! 監督はどんな人?世間の反応は

高校野球

こんにちは!
今回は、2024年夏の甲子園を目指す全国高校野球の地方大会に、
特別支援学校単独チームとして初めて出場した
「都立青鳥せいちょう特別支援学校」の監督について
まとめてみました!

障がいのある子供たちに、熱い思いがあって職に就いたのでしょうか、
それとも、高校野球が大好きで指導にあたっているのでしょうか、
はたまた、仕事として義務感でやっいるのでしょうか。

全国初に導いた監督はどんな考えの持ち主でしょうか。

出典 https://www.nhk.or.jp/

久保田 浩司 監督 「知的障害があっても、硬式野球はできます」

結論はズバリこうでうす。

久保田監督は、知的障がいがあっても、

硬式野球ができる!そう確信しているのです。

理由は、危なくないように管理し環境を整えればできるからです。

障害児教育に興味があったわけではない!

インタビューの中で
特に関心が強いわけではなく、糞尿を漏らしてしまう子どももいる為、

身の回りの世話をするのは思いのほか大変で、

『次の異動までがんばろう』くらいに思っていたとういう内容をで語っています。

きっかけ ダウン症の生徒

養護学校でソフトボール部の指導をしたとき、
あるダウン症の生徒に
『ボールの投げ方を教えてくれ』
といわれましたが、

久保田監督が教えれば教えるほど技術を吸収し、投球の飛距離が伸びていく

これを見た監督は、障害のある子に出来ないと決めつけていたのは大人
危なくないように管理し環境を整えるのが自分たちの仕事だと思う様になったそうです

養護学校ソフトボール部監督時代は
2000年から7連覇を含む都大会通算14度の優勝に導いています。

この後、ある特別支援学校の面接で「硬式野球部を作りたい」
といいましたが、創部には至りませんでした・・・

ショックだったと思います。同じ特別支援教育に関わる者なら
同じ思いで立ち上がって欲しかったのではないでしょうか。
でも監督は前に進みました。

コロナ禍に発足した「甲子園夢プロジェクト」

特別支援学校に通う生徒も『勝ちたい』という気持ちがある!
健常者と障害者の線引きはなく、

『危ないから』という理由だけで勝ち負けの
土俵にも上げてもらえない現実をどうにかしようと

2021年3月「甲子園夢プロジェクト」を発足しました!

世界中の人々が、初めて襲ってくるコロナ感染に、
正気ではない行動をニュースや街中で見かけていたあのパンデミックの最中、
監督はこんな素晴らしいプロジェクトをたちあげていたのですね。

マスク確保や除菌のことばかり考えて、狭い心を持っていた自分が
恥ずかしくなりますw

日本全国の特別支援学校に通う生徒のなかから「硬式野球をやりたい」

という子どもをつなぐネットワークです。

コロナ禍のためリモートを活用して練習会を実施したそうですが

久保田監督には、参加者の”熱”が届いたようです。

このプロジェクトは元プロ野球選手なども指導を手伝ってくれています。

青鳥特別支援学校 野球部について

東京都立青鳥せいちょう特別支援学校は、
東京都世田谷区下馬にある公立特別支援学校

青鳥特別支援学校の野球部ベースボール部)は、
2023年創部

1年生6人、
2年生4人、
3年生2人の
あわせて12人で、

全員、軽度の知的障害があります。

特別支援学校「単独」では初出場 

昨年5月に東京都高校野球連盟への加盟が認められました
(12名の部員がいるので出場みとめられる)

昨年の夏は、普通科高校2校との連合チームで初出場を果たしていました!

夏の甲子園を目指す全国高校野球の地方大会に、
特別支援学校の単独チームとして初めて出場。

結果は66対0の大敗でも感動の嵐

ヒットもでた!アウトもとった!

「守備では目の前に来たボールを確実にアウトにすること」

「攻撃では一塁まで全力疾走する」ことを繰り返してきたそうです。

大敗しましたが、1本のヒットと15回のアウトを結果として残すことが出来ました。

そして何より けが人ゼロ! で試合終了! よかった!

相手チームの監督の言葉!

東村山西高等学校の野球部の皆さんも、真剣に試合に挑み
一球ごと力を込めてにる投手の姿にもとても感動しました。

3時間超えの激闘を制した石田幹雄監督の言葉も沁みます!

「相手が全力でやっているんだからこっちも全力」

世間の反応はどう?

~賛否両論あるかもしれませんが、世間の反応はどうだったのでしょう?

〇 歴史に残る一戦

〇 頑張っている姿を見ると明日頑張れる

〇 勝ち負け以上に勇気と希望を与えてくれた彼らに感謝

〇 支援学校の選手だけでなく、
対戦相手の学校もキビキビと本気で試合をしていて両チームに感動した

▲ ひたむきにプレーする姿に心を打たれまたが、硬式野球は命の危険を伴うので
経験者としては心配に思った。軟式野球も大会などあるので再考してあげてほしい

〇 選手たちのひたむきなプレーや野球が好きな気持ちが伝わってきてとても感動した

〇 久保田先生の望む本当の意味でのボーダーレスを作ったきっかけが支援生徒で
世界を変える力があると具現化された話で素敵。

〇 66点取られたが15のアウトを取り、公式野球として成立した。
立派だ

〇 これまで支えてきた指導者・家族・関係者にも拍手を送りたい。
賛否両論があっても応援したい。

▲ 5回コールドで試合時間が3時間10分。
ほとんどの時間守備をしていた
ことになる、
事故がなくて良かったが、非常にき危険な試合だ

各記事のコメント欄を拝見すると、このような感じでした

危険については、健常者の球児より増すかもしれないと
当たり前かの様に思ってしまいますが、

知的障がいと一口に言っても軽度/中度/重度/最重度
とありますし

障がいがある=難しいのでは!?
と思い込んでいるだけなのかもしれませんね!
私たちが


それでもやっぱり「瞬発力」という点など、
判断が遅れて球を避けられずケガをしたら…

相手チームの選手も、けがをさせてしまったら
ショックなのではないか…

と不安要素は次々でるのですが、
けがについては、
相手がだれであろうと
起こり得ますし、
ケガさせたらショックなのも同じですね。


久保田監督は、

子供たちとじっくり向き合い
それぞれが理解できる方法で指導し
その成長を見て「できる!」と確信されたと思うので

そこに関わっていない大勢の私たちは
生徒たちの実力を身近に実感できていないからこそ

「知らない」=「不安」「危険」のように
思い込んでしまうのかもしれませんね(^^♪

今回の挑戦は両チームともけがなく終わり管理人ラッコとしても
良かったとホッとしています。

夢の甲子園を目指す高校球児にとっては、他のどんな大会よりも
目指したい憧れの場所なのだと思います。

障がいの有無によらず、可能性を求めて挑戦した今回の戦い
本当に感動しました。

まとめ

久保田浩司監督は、

  1. コロナ禍頃から、障がいを持つ子供たちが硬式野球に打ち込むための環境づくりに尽力していた! 「甲子園夢プロジェクト」
  2. 知的障害があっても、硬式野球はできます」と確信した
  3. 長く『知的障害のある子どもには硬式野球はできない』と言われた時代を塗り替え
    夏の甲子園を目指す全国高校野球の地方大会へ初出場を果たした
  4. ケガもなく、試合を終えることができた

    さほど関心がなかった障害児教育から、子供たちの可能性を確信し今回のような
    素晴らしい結果に導いたのでした。

 今回は、青鳥特別支援学校の野球部監督 久保田浩司さんについてまとめてみました。

 著書「甲子園プロジェクトの原点」もあるようなので
気なる方は こちら をご覧ください。

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